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ダイナースクラブカード(Diners Club Card)

ダイナースクラブカード・カードフェイス
カード名称
ダイナースクラブカード
クラス
アッパーゴールド(準プラチナ)
発行会社
三井住友トラストクラブ株式会社
年会費
24,200円(税込)
取得難易度
★★★半分☆☆(通常申込可)
審査基準
当社所定の基準を満たす方(当社=発行会社のことです)

ダイナースクラブカードは、ステータスを語る上では必ずといってもいいほど話題に上がる、人気のクレジットカードです。我が国では、日本ダイナースクラブとして、日本で最初のクレジットカード専業会社として発足し、現在は三井住友トラストクラブ株式会社が発行しています。

ここ10年くらい前までは、そのあまりにも高い審査基準から、所持しているだけでもその人の社会的信用の高さを伺えるクレジットカードともいわれていました。当時は現在よりもさらに入会基準が厳しかったので、その時の名残でしょう。なにせ、勤続10年以上や自家保有などの基準があったのですから。

現在では入会基準は緩和されましたが、今なお他社のゴールドカードよりも入会基準は高く、所持することにより感じられるステータスも1・2を争うカードブランドであることは変わりません。

当サイトの、2021年1月~6月までの訪問者数、No.2カードです。

ゴールドカードよりも上のステータス

ダイナースクラブカードのカードフェイスは、シルバーグレイ。ぱっと見地味ですが、そのブランド力やサービスのグレードは、他社ゴールドカードよりも明らかに上です。

クラスとしては、ゴールドカードとプラチナカードの間くらいに位置するクレジットカードと言えるでしょう。※当サイトでは、アッパーゴールド(準プラチナ)と表示しています。

医者・弁護士・会社重役の御用達

世間一般で高収入と言われる会社経営者、役員、医者、弁護士、会計士、税理士の方々により多く、ダイナースクラブカードは親しまれています。それは、後述する一律の制限の無い利用額や、T&E(トラベル&エンターテインメント)に優れているという特長があっての事。高年収の方や資産がある方にとっては、ダイナースクラブカードは非常に強い味方となってくれるはずです。(もちろん、一般的なサラリーマンの方も大丈夫です)

富裕層に人気があるため、このシルバーグレイのダイナースクラブカードのステータス性は、一般の方にも幅広く認知されています。「シルバーだからみんなに見せても分からないんでは?」なんて事はあまりないでしょう。カードで人を判断してほしくは無いですが、ダイナースクラブカードを持っているという事実だけで、あなたを見る目が変わる人もいるはずです。

とくにお父さん世代には、ダイナースクラブカードは圧倒的なステータスがある模様。富士銀行が発行していた時代は今よりだいぶ審査基準が厳しかったみたいですから、それも当然でしょう(おそらく、現在は20代でも申し込めることを知らない)。「いつかはダイナース」なんて憧憬を誘うコピーもあったような。

ただ、20代前半の若い女の子の認知度はそれほどではないかもしれません(^^;)。この辺りは、アメリカン・エキスプレスの方が認知度が高いように思います。

一律の制限が無い限度額

一般のクレジットカードには、限度額というものが必ず設定されています。通常は、毎月の明細書にはっきりと表記されているはずですね。その限度額がどうやって決まるかというと、カードの種類ごとに、上限と下限が設定されていることが一般的です。

例えば、三井住友カード ゴールドを例にすると、オフィシャルサイトに記載されている枠は70〜200万円。優良な顧客にはさらに枠を超えた限度額を設定してくれる可能性もありますが、基本はどの会社も、カードごとの定められた枠を基準に限度額を設定します。

対してダイナースクラブカードは、カードにでは無く、会員に対して柔軟に枠を設定してくれます。「信用してくれるカードこそ、信用できる」というコピーを使用しているとおり、カードに対しては利用金額に一律の制限を設けていません。

つまり、社会的地位が高い=信用度の高い会員には、枠にとらわれない大きな限度額を付与してくれるわけなんですね。とはいっても限度額が無制限という訳ではなく、「会員の属性や利用実績によって、枠は融通利かせますぜ、ダンナ(*´ー`)ノ」という事ですので、枠自体はありますのでお間違えの無いようご注意を。

大抵のクレジットカードは、ゴールドカードでも枠が200万~300万前後くらいで頭打ちになります。どんなに高い年収や資産があっても、それ以上の枠に設定してもらえないこともあるのです。

年収が1千万円くらいの人であれば枠が300万もあれば十分ですが、年収数千万・億単の人になると、その枠制限がおそらく邪魔になるのでしょう(私はもちろん分かりませんが(汗))。そのため、枠を自由に設定してくれるダイナースクラブカードは、富裕層に支持されているようです。

いずれはダイナースクラブ プレミアムカードへも!?

ダイナースクラブカードには、より上位のカードである、ダイナースクラブ プレミアムカードが存在します。こちらは、世間一般のプラチナカードよりも上として見られることが多い、正真正銘の超プレミアムカードです。

ダイナースクラブ プレミアムカードはインビテーション専用であり、自分から直接申込みをすることができません。まずはダイナースクラブカードを保有しつつ、インビテーションがくるのをひたすら待つことになります。

将来、より上級のカードを目指せる楽しみもあるのが、いいところですね。ある日突然届くインビテーションには、胸躍らせるパワーがありますよ!

インビテーション条件は決済額だけじゃない!
上位カードを目指す方は、早めに保有するのが○

ちなみに、ダイナースクラブ プレミアムカードのインビテーションのために、たくさん修行(決済)しないといけない……。だとすると、もっと収入が上がってからダイナースクラブカードを取得した方がいいかな、とお考えの方もいるかもしれません。

しかし、実際のところ、必ずしもたくさんの決済金額が不可欠、というわけではありません。

私のケースでは、入会時の届け出年収が600万か800万(どちらか忘れました)のままの状態で、年間決済が数万~10万、多くて30万ちょい程度、会員歴8年程度でダイナースクラブ プレミアムカードのインビテーションが来ました。詳しくはブログ記事:去年、私なんぞにダイナースクラブ プレミアムカードのインビテーションが来た話を振り返ってみるをご参照ください。

この程度の属性でも、会員歴がほどほどあれば、インビテーションが来るチャンスがあるのです。したがって上位カードが欲しい方は、とにかく早く本カードを保有しておくことが大事です。

T&Eの優待を使えば年会費のもとがとれる

ダイナースクラブカードは、グレードの割に年会費は24,200円(税込)円+税と、それほど高額ではありません。ただし、クレジットカード利用のポイント還元率は、Amazonギフトカードに交換する場合でも0.4%しかないので、ショッピングのポイントだけでは年会費のもとはとれないのです。

とは言っても心配ご無用、ダイナースクラブカードの真骨頂は、T&E。付帯する保険サービスや、特にT&E関連を使えば、年会費のもとが簡単にとれてしまいますよ。私もダイナースクラブカードを使ってますが、これらのサービスで完全にもとをとっています。

グルメ

ダイナースクラブの始まりは、創業者が食事の際に財布を忘れて、支払いが出来なかったことが起源。そもそも、ダイナースとは食事をする人という意味があります。そのため、グルメサービスに力を入れているクレジットカードと言えます。

グルメサービスにもいろいろ種類がありますが、優待があったり、一見さんお断りの普段なら予約が難しい高級料亭まで予約をとったりすることができます。

中でも最もお得度が高いのが、「エグゼクティブダイニング」です。このサービスは、2人以上の予約で、コース料金の1人分が無料になるというサービスです。(6人以上で行けば2人分無料になる場合も)

お店は、ダイナースクラブと提携したちょっといいお店(お高め)に限られるのですが、2人で行けば半額になりますから、非常にコスパが良いです。大体年に2回、イベント・記念日などの際にエグゼクティブダイニングを使えば、それだけでダイナースクラブカードの年会費の元が取れます。奥さんや恋人も喜びますよ(^^)

私も、ちょっといいところにご飯を食べに行く必要が生じた際は、ダイナースのサイトからエグゼクティブダイニングでお店を選択するようにしています。比較的高級なお店が多いですが、私のように一般庶民にとっても、年に数回程度の贅沢は無駄ではないと思います。

決して富裕層で無いと使いこなせないようなレベルでは無いですので、安心してください(料亭プランだけは、完全に富裕層向けで私も使ったことがありませんが)。

旅行

旅行に関連する、様々なサービスを提供しています。羅列すると、一例として下記の様なものがあります。

これ以外にも、こでは説明し尽くせないほどの、旅行関係のサービスがあります。中でも私が得だと思うのは、「国内クラブホテルズ・旅の宿」。宿泊先を探せるサービスなのですが、値引きはもちろん、ダイナース専用宿泊コースを利用できることもあります。これも、比較的良いお値段のところも多いですが、年に数回のイベント時に使えば奥さん・恋人が喜ぶこと請け合いです。

専用ページから検索するか、会員誌Signatureと一緒に優待宿リストが届くことがあるので、私も旅行の際にはそこから探しています。

目立ちすぎない、シンプルなカードフェイスがいい!

ダイナースクラブカードはいくつか提携カードも出していますが、やはりプロパーカードのデザインが秀逸です。

ゴールドカード以上のグレードにも関わらず、シルバーグレイの控えめなカードフェイス。それでいて高級感を放つのが、ダイナースクラブカードの不思議な”オトナ”の魅力といえるのかもしれません。

目立たない方が良い、という方に特にお勧め


派手すぎない秀逸な券面

ゴールドカードは派手だし、あんまりなぁという方も、実は結構いると思います。私も、20代のころは背伸びしてゴールドが欲しかったときもありますが、今は控えめが気に入る年ごろになりました(^^;)

ダイナースクラブカードは、多少のシルバーのきらきら(ラメ)はありますが、派手すぎないので、控えめなカードが好きな人にとっては最高の券面と思います。

特に接待や仕事関連での支払時は、ゴールドカードがなんとなく嫌みになることもあります。自意識過剰と思われるかもしれませんが、私は接待の時に、アメックスのゴールドカードはあんまり使いたくないです(そもそも持ってませんが、、、ビジネスゴールドやグリーンなら○と思います)。とは言え、低グレードなカードを使いたくないシーンもあるんですよね。

ダイナースクラブカードは、券面がそれほど目立たないため、あまり嫌みになりません。それでいて、ゴールドカードより上のグレードも持ち合わせており、ビジネスシーンでも使いやすいです。

私は経費決済専用として追加で作れる、ダイナースクラブ ビジネス・アカウントカードを使っていますが、こちらはさらにビジネス用途に使いやすいカードですよ。ポイントも共通して貯められますし、引き落としは、業務用口座からの引き落としができます。なので経費処理も楽々です。

審査基準(入会・発行の目安)

気になる審査基準ですが、以前は、下記のような目安がありました。

原則として、年齢33歳以上の方、勤続10年以上の役職者または自営10年以上の方、自家保有の方。
※ご入会に際しては、クラブとしての所定の審査がございます。

このような非常に厳しい入会基準があったため、ダイナースクラブカードは本当に作るのが難しいカードだったのです(ただ、私は28歳のころに賃貸属性で発行されましたので、絶対では無かったようです)。

現在は審査基準が少し穏やかになり、オフィシャルサイトにも

年齢27歳以上の方

というように表記が変わりました。さらにその後、

当社所定の基準を満たす方

というように表記が変わりました。

今は若くして成功する方も多い時代ですので、柔軟に対応しているとは思います。しかし、依然として他社ゴールドカード相当以上の審査基準が待ち受けていると考えられます。

年収は500万程度必要とみられる

ちなみに、年収の方はと言えば、明示はされていませんが、約500万円以上が求められているように推測します。

というのも、オフィシャルサイトのダイナースクラブ申込みページの直前に「カード発行クイック診断」というのを必ず通る仕組みになっており、ここで年収500万以下の数値を入力すると、「発行は 難しいと思われます」と表示されてしっていたからです。実質年収500万円に満たないと、申込みページ自体に進めなかったのです(最新の状況は未確認)。

つまりはおおよそ27歳、年収500万円程度が目安で、あとはクレジットヒストリー(信用情報)や、その他属性等の兼ね合いで審査が決まるという推測もできます。

ほしければ一度申し込んでみるべし!

私は、年齢27歳、年収500万円を満たしている方なら、ほしい方は一度申し込んでみるのが良いと思います。

過去があまりにも審査が厳しかったクレジットカードですので、ギリギリの属性の方は、「自分なんかが申し込んでいいのかな」と思われるかもしれません。私もそうだったのですが、勢いで申し込んだ結果は、奇跡的に取得できました(おそらくは属性は良くなかったがクレジットヒストリーが良かったから)。

クレジットカードの審査は総合的なものです。年齢&年収がぎりぎりだったとしても、他が良ければ問題なく発行される場合だってあります。

つまり、審査がどうなるかは、実際に申し込んでみないと誰にもわかりません。ですから、おおよそ年齢27歳&年収500前後であれば、臆すること無くまずは申し込んでみることをお勧めします。

当たり前ですが、申し込まなければ、絶対発行されませんからね。

TRUST CLUBカード保有ユーザーは審査に考慮してもらえるか!?

ダイナースクラブカードを発行している三井住友トラストクラブは、他にもTRUST CLUBカードを発行しています。例えば代表的なカードとしては、TRUST CLUB ゴールドカードや、TRUST CLUB プラチナカードがあります。(余談ですが、当サイトでは準プラチナと区分しているダイナースクラブカードの方がやや格上なカードです)

ブランドは違いますが、同じ会社が発行しているクレジットカード。つまり、TRUST CLUBカードの利用実績は、社内クレジットヒストリーとして、審査時に考慮してくれると考えられます。

具体的なソースがあるわけではありませんが、むしろそう考える方が自然ですよね。TRUST CLUBカードで問題を起こしている会員を、ダイナースクラブカードに通すのは、クレジット会社として不自然ですから。その逆もまたしかりです。

TRUST CLUB エリートカードで修行も一つの手!

というわけで、ダイナースクラブカードがほしい!だけど審査に通らない・または年齢が27歳に満たない……という方は、修行用として、まずはTRUST CLUB エリートカードの取得を目指すのも良いと思います。

本当は一般カードの方が良いのですが、TRUST CLUB カードには一般カードがありません(以前はあったのですが現在は発行終了)。なので最も入会基準が低く、修行用に適するのが、ゴールド券面のTRUST CLUB エリートカードになるというわけですね。

ただし、TRUST CLUB エリートカードは金色の券面ではありますが、同じ「当社所定の基準を満たす方」でもより門戸を広げている可能性があると考えられます。

サービス面では、年会費3,000+税でありながら、国内の空港ラウンジも使える、準ゴールド相当と大変コスパが良いクレジットカードです。

ダイナースクラブカードよりも取得のハードルが低いTRUST CLUB エリートカードで1年以上クレジットヒストリーをつけてから、ダイナースクラブカードを申し込めば、取得の可能性は上がるでしょう。

TRUST CLUB プラチナカード持ちでもダイナースクラブカードの審査に落ちるのか!?

TRUST CLUB プラチナカードの入会基準の目安は25歳以上・年収400万円程度以上と推測します。現在は明記されていませんが、以前がそうだったからです。

ダイナースクラブカードの入会基準の目安は、同様に27歳以上、年収500万円程度以上と推測されます。

TRUST CLUB プラチナカードとは年会費も近いですし、グレードもそう違わないと思います(以前は明らかにプラチナの方がハイグレードに売り出していましたが)。

したがって、TRUST CLUB プラチナカードを作れる属性で、延滞をせずに使っているような人で、かつ年齢・年収が足りていれば、ダイナースクラブカードも審査にとおる可能性も高いと言えるでしょう。逆に言えば、TRUST CLUB プラチナカードの審査に通らない方は、ダイナースクラブもおそらく厳しいでしょうね。

ダイナースクラブカードの詳細スペック

DINERS CLUB INTERNATIONAL INFORMATION
公式サイト ダイナースクラブカード
クラス アッパーゴールド(準プラチナ)
年会費 本会員:24,200円(税込)
家族会員:5,500円(税込)
取得難易度 ★★★半分☆☆
目立ち度 ★★☆☆☆
還元率 0.38%~0.4%

本文中でも書きましたが、ダイナースクラブカードは、この還元率だけでもとをとろうとしてはだめです。T&Eやそのステータス性の高さで元をとりましょう。
審査・入会基準
当社所定の基準を満たす方

※公式サイトからの引用で、当社=発行会社のことです。
※明示されていませんが、推測するに年収500万円相当クラスが必要と思われる。

※もしかしたら同社発行のTRUST CLUB カードで優良なクレジットヒストリーを作れば審査に通りやすいかも!?

備考 比較的オトナな年代の人に絶大なるステータス性と人気があるみたいです。個人的には男性よりで人気なイメージ。若めの女性はダイナースクラブカードを知らない人も結構いる。若い女の子の認知度的にはアメックスの方が上のように思います。
上位/下位カード

※上記評価は当サイト管理人による調査をもとにした評価であり、絶対的な評価を意味する訳ではありません。また、上記審査基準や年会費は、執筆した時期のものです。変更は随時していますが、最新情報はオフィシャルサイトでご確認下さい。

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